[ニュース]パンクのゴッドファーザー、イギー・ポップがシャンソン?ジャズ?[ニュース]
1967年、パンク・ロックの先がけとなる伝説のバンド「ザ・ストゥージズ」を結成、73年のバンド解散後も常にシーンを牽引してきた、アメリカが生んだ偉大なパンクのゴッド・ファーザー、イギーポップ。
5月20日に日本先行発売となる彼の新作アルバム『プレリミネール』はそんな彼のキャリアの中では異色の作品となった。フランス語で「前戯」を意味するタイトルの本作に関し、イギーはこう語っている。「この作品は静かなアルバムで、ジャズの要素を取り入れているんだ。ある日、くだらないロックやへやくそなギターはもう聴き飽きた、と思ったんだよ。疲れたんだよ。それからニューオリンズのルイ・アームストロングやジェリー・ロール・モートンみたいなジャズをよく聴いたんだ。バラードもよく聴いた。そんなとき、ある小説からインスピレーションを受けた。それがミシェル・ウエルベックの「ある島の可能性」*。その小説は死と性、人類の最後、などがテーマだと思うんだけど、めちゃくちゃ面白いんだよ。そんなとき、ウエルベックのドキュメンタリー・フィルムを作っているやつらからそのドキュメンタリー用に音楽を録音してくれないか、って話がきた。それで作品を作っている時に、俺の心の中で流れている音楽を作ってみたんだよ。」そんなアルバムには、ブルース調のもの、美しいメロディのバラードなど、イギーの手による異色のオリジナル曲に加え、更にはイヴ・モンタンのヒットで知られるシャンソンの代表曲「枯葉」や、アントニオ・カルロス・ジョビンの「ハウ・インセンシティヴ」などを収録。シャンソン、ジャズ、ブルースなど、様々な音楽要素がイギー流に解釈され、小説「ある島の可能性」の世界を表現している。
2003年にはストゥージズを再結成させ、2007年のフジロックフェスティバルでは強烈なパフォーマンスで日本のファンを熱狂させたイギー。今作はそんなイギーにとって新境地となる傑作だ。
*ミシェル・ウエルベックはフランスの小説家、詩人。1958生まれ。彼の代表作でもある2005年発表の「ある島の可能性」は、2千年後の未来を舞台に生きる新人類が、21世紀の祖先の自叙伝を読み解くところから話が始まるSF長編。
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●イギー・ポップ
ザ・ストゥージズ時代から数えて20枚目となるスタジオ録音アルバム
『プレリミネール』
2009年5月20日 日本先行発売
TOCP-66888 税込2,500円
●アルバムに関する詳細はEMIミュージック・ジャパンのサイト
http://emij.jp/iggy/ (PC/携帯)
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